早稲田大学軟式庭球部

大会名: 第77回文部科学大臣杯全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会

場所: 和倉温泉運動公園テニスコート、希望の丘公園テニスコート

日付: 9月2日(土)、9月3日(日)

　9月2日(土)、9月3日(日)の2日間、和倉温泉運動公園テニスコート、希望の丘公園テニスコートにて第77回文部科学大臣杯全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会が開催された。本大会は7ゲームマッチの殲滅戦で行われた。1日目にベスト8決めまでの試合を行い、2日目にそれ以降の試合が行われた。

　2日は曇りの中での試合となったが、初戦から油断を許さない試合が展開された。初戦、東北大学と対戦した。第一対戦目の吉田・端山組は緊張から足が思うように動かず、苦しい試合展開となった。しかしうまく相手の攻撃をいなしつつファイナルゲールに持ち込み苦しみながらも④-3で勝利した。第二対戦、第三対戦の小林・松本組、矢野・荒木組は相手を圧倒するプレーを見せた。結果③-0で早稲田大学が勝利した。次に九州産業大学と対戦した。第一対戦の吉岡・松本組はリズムが合わない場面が比較的多くなりもつれたが最後をきっちりと締め④-2で勝利した。第二対戦、第三対戦では初戦の反省を踏まえたプレーも多く見え、相手に付け入る隙を与えず圧倒した。結果③-0で早稲田大学の勝利となった。本日の最終戦となったベスト8掛けの四回戦では関西学院大学と対戦した。相手は西日本インカレのチャンピオンであり、全員が気を引き締めて臨んだ。第一対戦から緊迫した試合となったが、相手のミスが徐々に目立ち始め、逆に早稲田ペアが仕掛けて点を取るという展開も増え始めた。第一対戦の吉岡・松本組、第二対戦の矢野・荒木組が2勝を挙げて一次戦の最後には吉田・端山組が相手の大将ペアと対戦した。お互い意地のぶつけ合いとなったが、相手前衛に先に仕掛けられる吉田が打つコースを潰される展開となった。相手のサウスポー後衛の巧みな配球もありその勢いが、止められず敗戦となった。二次戦では吉岡・松本組が思い切りの良いプレーで序盤から大きくリードを広げる展開となった。しかしマッチポイントを奪うことができずに3-2ともつれた。最終的には松本相手の打つコースを読み切りボレーで得点を重ねて④-2で勝利し、早稲田大学がベスト8進出となった。

　3日はベスト8以降の試合が行われた。早稲田大学は準々決勝で國學院大学と対戦した。第一対戦に吉岡・松本組が相手の大将ペアと対戦した。序盤から相手の強烈なストロークが冴え、吉岡が持ち味であるスピードボールを打つことができずに後手に回ってしまった。最終的には相手の勢いに押され敗戦となった。第二対戦には矢野・荒木組が相手の勢いを封じ込めるテニスを見せた。荒木が相手の打つコースをことごとく読み、得点を量産した。その結果、④-0で勝利した。第三対戦では吉田・端山組が不調に苦しんだ。序盤から相手に裏をつかれ、得点のきっかけを掴みきれなかった。中盤で、競る場面もあったが、リードを奪い切ることができず、敗戦した。この時点で1-2となり後がない状況となった。そんな中でも矢野・荒木組が奮闘した。二次戦では矢野、荒木どちらともに硬さが見られ、リードされる展開となった。そんな中でも意地を見せ、逆転し、④-3で勝利した。三次戦では二次戦で見せた硬さもなくなり、勢いのよいプレーを見せ、相手にリードを許さなかった。結果④-1で勝利を収め、③-2で早稲田大学が勝利した。準決勝では明治大学と対戦した。第一対戦では吉岡・松本組が金山・大辻組と対戦した。相手のテンポの良いストロークに苦しめられ、前衛に捕まってしまった。リードを奪うきっかけを掴むことができず、1-④で敗れた。第二対戦では矢野・荒木組が米川・池口組と対戦し大将対決となった。序盤からお互いの後衛が強気の攻めを見せた。矢野のアタックが相手の前衛にことごとく止められるも、荒木のネットプレーが冴え、ファイナルゲームにもつれる接戦となった。ファイナルゲームでは攻め急いでしまい、際どいミスが続いた。最後は矢野のボールが相手前衛に捕まってしまい3-④で敗戦となった。第三対戦では吉田・端山組がダブルフォワードと対戦した。高さを使った攻めが効き、リードを広げた。吉田、端山のストロークとネットプレーが冴え渡り相手のミスを誘い④-2で勝利した。二次戦では吉田・端山組が金山・大辻組と対戦した。吉田のストロークと端山のネットプレーが噛み合い得点をとる場面も多くあったが、相手の前衛をこすロブで吉田が走らされる展開が多くなってしまい体力を削られた。端山へのアタックに対応することができず、要所での得点を許した。ゲームごとには接っていたものの各ゲームを落としてしまい、リードを広げられた。最終ゲームでは相手の前衛に積極的に仕掛けられ1-④で敗戦となった。その結果、明治大学に1-③で敗れた。

　チーム一丸となり選手らも奮闘したが、早稲田大学軟式庭球部の目標であるインカレ大学対抗日本一という目標には届かなかった。悔しい結果であるが、この結果を受け止め来年目標を達成することができるように日々精進していきたい。応援ありがとうございました。引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願いします。

〈男子〉

早稲田大学　第三位

二回戦

早稲田大学③-0東北大学

一次戦

吉田・端山組④-3山田・青木組

小林・松本組④-1大島・橋爪組

矢野・荒木組④-0谷山・三上組

三回戦

早稲田大学③-0九州産業大学

一次戦

吉岡・松本組④-2久保・植木組

矢野・荒木組④-0今仁・前田組

吉田・端山組④-0堀川・増野組

四回戦

早稲田大学③-1関西学院大学

一次戦

吉岡・松本組④-2岩﨑・近藤組

矢野・荒木組④-2坂本・重森組

吉田・端山組1-④高木・田中組

二次戦

吉岡・松本組④-2高木・田中組

準々決勝

早稲田大学③-2國學院大學

一次戦

吉岡・松本組1-④西本・黒須組

矢野・荒木組④-0須田・岩﨑組

吉田・端山組2-④岡田・金井組

二次戦

矢野・荒木組④-3西本・黒須組

三次戦

矢野・荒木組④-1岡田・金井組

準決勝

早稲田大学1-③明治大学

一次戦

吉岡・松本組1-④金山・大辻組

矢野・荒木組3-④米川・池口組

吉田・端山組④-2中村・岡田組

二次戦

吉田・端山組1-④金山・大辻組

優勝:明治大学

準優勝:中央大学

第三位:早稲田大学

          法政大学

(文責・小幡 スポ科・2)